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エアルームトマトとミスター・トランプ 

エアルームトマトをご存知ですか?

エアルームってトマトの子室(果実の中の区切られている部分)のことかと思ったら、英語の heirloom で「伝統」とか「家宝」のことだそう。

カリブ海の島々や南米などから北米や欧州に移住した人たちが、ポケットに忍ばせてきたタネをまき、その家で大切に何代も育てられてきたトマトの品種群をさします。

もちろん、その間に自然交雑もしながら、その地にあった形質に固定化された品種の数は、800種とも5000種ともいわれます。

よく知られたところでいえば、エメラルドグリーンにストライプ模様が浮き出る『グリーンゼブラ』や、赤褐色の果皮と中のゼリーが美しいコントラストを見せる『ブランディーワイン』もエアルームトマト。最低でも50年以上、固定種として育てられてきたものをいいます。

エアルームトマトが近年注目されるのは、個性的でバリエーションに富む姿形だけが理由ではないと、資料を読んでいて知りました。

1950年代後半から、野菜のタネはF1(雑種一代目の品種)が主流になってきました。異なる品種の両親から生まれたF1は雑種強勢という法則で、両親のよいところ(味や形や耐病性など)ばかりを受け継ぎます。このあたり以前の記事も参考に →コチラ

しかも、一代目はその形質をそろえて発揮、生育もそろいやすいため、生産者には願ってもない品種です。F1の勢いがあまりにすごくて、エアルームトマトや日本でも各地に残る在来種は消えつつあります。

だけど、5000種というバリエーションの豊かさを失ってしまってよいのか? 「種の多様性」を大事にしていかないと、ある時にある病虫害の流行などでトマト自体が全滅してしまう危険性もないとは限りません。

この害虫に強い奴、あの病気に強い奴、早めに咲くのや遅いのと、いろいろいるから安心です。F1のメリットはあっても、一辺倒になるのは怖いし、このバリエーションこそが地球の豊かさそのもの。人類の宝として大切にしたいと思いました。

話は脱線しますが、アメリカの共和党大統領候補トランプ氏が、「移民の入国を制限する」趣旨の発言をしたとき、最初に頭に浮かんだ疑問は「あなたのご先祖はどこから来た移民でしたか?」ということ。

とてもネイティブの人には見えませんもんね。
多様な人種が集まったことで、アメリカという国は発展したのではなかったのでしょうか?
自国の成り立ちまで否定してしまうほど、テロへの恐怖は大きいのでしょうけどね・・・

 
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コメント

今日のお昼間は、気持ちが悪いほど暑かったんです
汗がにじむくらい・・・これも地球環境の変化だと
思うと心配になります
シンゲルさんのおっしゃるF1の種蒔きでできた野菜が主流になって、
各地で作られている昔ながらの野菜が姿を消すのもありえますね
京野菜もそうですし、河内(大阪)の野菜も
作る方がいないと聞きます
こちらの田舎でも、市場に出回らない見たこともない野菜
(これがまたおいしいのですが。。。)が作られているので驚きました
夏場に食べる瓜の仲間です
これからも、そういうの食べたいと思います

ある日突然トマトが食べれなくなるなんて、SFの世界のようですが
現実に起こったら世も終わりですね
テロとか戦争もなくなることがないのが、悲しいです
しかし、種の話から、人種問題までとは、さすがシンゲルさん!

スモさんへ

今日は叔母のお通夜で埼玉の実家に来てまして、コートを着ないでまいりましたよ。ヘンな陽気ですね〜
初めてスマホでレスしているので、ちゃんとできているか不安です。

最近は京野菜でもF1のタネがあるそうです。
それでは本来の形質ではないけど、一般の人はわかりませんよね〜
F1の技術はすごいだけに、一辺倒になってしまう怖さがあります。

そこらへんをうまく塩梅できると良いけど、トランプさんみたいな人が大統領になると、どうかしら?
他国ごとではないかしら?



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