スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

心震える歴史の島、壱岐と対馬へ 

長崎県観光協会が東京と大阪のメディアを募ったプレスツアーで、長崎県の壱岐と対馬へ行ってきました。

壱岐 左京鼻 ふたつの島は九州の左肩に、朝鮮半島への飛び石みたいに並んでいます。

古くから大陸・半島と日本を結ぶ重要なポジションだったふたつの島は、今春「国境の島、壱岐対馬~古代からの架け橋」として、日本遺産に登録されました。

今では福岡から壱岐、壱岐から対馬、対馬の北端から韓国の釜山まで、それぞれ高速船で1時間ほどのアクセス。

そのため韓国から対馬へは、年間20万人ものツーリストが訪れるようになったそう!

島の人たちの郷土意識も大きく変わりつつあるそうです。
壱岐はなだらかな小さな島で、美しいビーチがいくつもあります(上の写真は左京鼻)。梅雨空でなかったら、エメラルドグリーンの海をお見せできたのに、残念・・・

険しい山が連なる対馬は南北70㎞ほどの大きな島で、それゆえに残る豊かな自然が韓国人ツーリストのお目当て。幅広い年齢層がトレッキングやシーカヤックなどで、大自然を満喫しているそうです。

万松院万松院♯3
万松院♯2 我らのツアーは歴史が中心で、対馬を長く治めた宗家の菩提寺「万松院」などを巡りました。

代々の藩主のお墓へ参る132段の石段(右上)は灯篭の並ぶ見事なもので、対馬藩がどれほど特別な存在だったのか偲ばれます。

あたりはスギやクスノキの巨木が茂り(右)、ショウノウ由来の香りとフィトンチッドが立ち込めて、緑に染まるような森林浴になりました。

そして、夜には石段下にかかる橋(上)でゲンジボタルの乱舞が見られ、息を呑んだものです。壱岐対馬のホタルは「凄い」と聞いていたにもかかわらず、地元の方は「あんなもの~」という反応だったのを、お願いして連れて行っていただきました。

姫神砲台#2姫神砲台
はかなげに飛ぶホタルを見ていると、国境の島の過酷な歴史が改めて思われたものです。
対馬には明治20年~昭和20年に30カ所以上の砲台が建設されています(右上写真は日露戦争当時に建設された姫神山砲台、左上はその近くに咲いていたトラノオ)。

スポンサーサイト

遅まきながら『国際バラとガーデニングショウ』追記 

今春のバラシーズンもそろそろ終盤ですが、以前にお約束した『国際バラとガーデニングショウ』で気になった品種などをご紹介させてください。

国バラ2015#105 ひらひらしていてニュアンスある花色の‘アイコニック・レモネード’。奥に見えるピンクとのシリーズで、明るい黄色の花中心に赤茶の目が入ります。2つ前のブログ記事でご紹介した京成バラ園の‘エリドゥ・バビロン’と似ていて間違えました。申し訳ありません。

国バラ2015#106 不思議な切れ込みのある花弁が幾重にもまぁ~るく巻いている‘ファンシー・ラッフル’。これはオランダのインタープランツ社が作出した品種で、京成バラ園に咲いていた‘エリドゥ・バビロン’も同社の品種でした。

国バラ2015#107 バラの花色としてはこれまで見たことのない、甘くてやさしい花色‘ラ・ベルボー’は、河本バラ園の品種。花径5㎝ほどでしょうか。このくらいのサイズで咲きそろうのが好み~

国バラ2015#108 これはデルバール社の‘クロード・モネ’だったと思います。複雑で魅力的な花色の「画家の名前シリーズ」のひとつ。どうしてこんなにたくさんの花びらを集めて、魅惑の色を出せるのでしょう! 花の育種という魔法に、ただため息が出るばかりです。

それから、ハンギングバスケットの展示も興味深いものがありました。

国バラ2015#101 国バラ2015#104
左)特別賞を受賞した横山園恵さんの「ボヌール」という作品。花色を絞ったネメシアやカリブラコア?などの花つきと、草姿の整いが素晴らしい!
右)最優秀賞を受賞した武藤由美子さんの「風雅」。ライム系の珍しい花色のペチュニアを中心にした黄色系と、ブルー系アジサイなどの反対色のコーディネートが鮮やか。ハンギングには滅多に使われないユーフォルビアが3種以上も植えられ、ルブス?のように横に広がるほふく性の茎を枝垂れさせているのも斬新なアイデアです。以前にお庭を取材させていただいた武藤さんかな?

国バラ2015#102 近年はハンギングとセットでさまざまなディスプレーが施されます。この額にあしらわれているバラのようなものは、シダ―ローズと呼ばれるヒマラヤスギのまつぼっくり(先端部)。トゲトゲ君はモミジバフウの集合果でしょうか? SFチックにもゴシック風にも見えて、ステキです。

国バラ2015#103 そして、こちらは小原みどりさんの「バーガンディーレディ」。

多肉植物の‘グリーンネックレス’をつけたレディのドレスは、マンネングサからトリフォリウム(クローバー)に変わっていき、裾はバーガンディーを帯びた「ティントシリーズ」あたりの品種に。

スカート部分のふっくら感や、背景の錆びたトタンとの組み合わせといい、たまりません~!!

なんてオシャレで遊び心に満ち溢れていることか・・・ともかく大好きです。

今年も『国バラ』楽しませていただきました。

『自然栽培 vol.3』で、草についていろんな発見 

4月初めの画像ですけど、ユニークな姿のウラシマソウ。
芝公園2015
バラ科の小低木、野バラみたいなクサイチゴ。
芝公園2015#2
東京に住んでいては、なかなかお目にかかれない植物が生えていたのは・・・

芝公園2015#3 なんと東京タワーとプリンスホテル・パークタワーの足元。芝公園です。

ここには増上寺という大きな寺院もあり、公園はそれらの周辺に飛び地のようにあります。

地下鉄三田線に芝公園駅があるくらいなので、公園があるとは知っていたけど、初めて行きました。

案内してくださったのは、ビオトープの専門家にして植生調査なども手がけられている泉健司さん

10年ほど前に『小さなビオトープガーデン』や『親子でまなぶ身近な自然かんさつ』のご著書をお手伝いさせていただいたご縁です。
泉さんはこの公園で、本社ビルの近いNECのみなさんと「ランチタイム・ガーデニング」というボランティア活動をしています。お昼休みをつかっての地域貢献で行っているのは、「選択的除草」というもの!

公園のような広い場所は、器械をつかって根こそぎ草刈りするのが主流ですが、裸にされた地面は砂ぼこりが立ちやすく表土が流失しがちです。あるいは地面に急に光が当たり、地温が上昇することで、地中に眠った草のタネが目覚め、草取りの追いかけっこになることも。

それで、ヘビイチゴのようにグラウンドカバーになる草は残し、はびこったり大きくなりやすい帰化植物を中心に選んで草取りしようというのが選択的除草。数種を抜くだけなので短時間でできて、もともと生えていた自生植物中心に環境を整えていくので、3年もすると草取り自体が必要なくなるという、魔法のような除草法です(笑

芝公園2015#4
人通りの多い通りに面したスペースには、クリスマスローズや原種チューリップやスイ-トアリッサムなど、園芸種の草花を足して華やかに! 草を抜いたあとにはクローバーを植え、表土がむきだしにならないようにすることで、雑草が生えにくくなるそう。

「そもそも『雑草』という植物はなくて、人が勝手にそう呼んでいるだけ。ここにはカラスノエンドウも生えているけれど、花がかわいいと、「草だらけじゃないか!」という苦情もこないんですよ」と、泉さんは笑います。

自然栽培 農家やガーデナーにとって雑草は大敵とされてきたけど、ほんとうにそうなのかしら? 雑草と呼ばれるものをもっとよく知ることで、無用な「闘い」を減らせるのではないか?

「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんが提唱する「自然栽培」を、一般消費者にもわかりやすく、生活に応用できるスタイルを提案している定期刊行書籍「自然栽培vol.3」では、草とのつき合い方を紹介しています。

泉さんの選択的除草をはじめ、フィトテラピー(植物療法)や料理に染色・・・
それぞれの分野の専門家が、草の魅力や使い方などを解説。多様な草が土壌の団粒化を進めるなんていう話が、興味深いです。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。