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ひたすら圧倒される『京成バラ園』 

今春出版された『薔薇の便利帳』でお世話になった京成バラ園芸から、新作バラ発表のご招待をいただきました。

TVドラマ『風のガーデン』の登場人物名を冠した‘ルイの涙’と‘岳の夢’。詳しくは青字のリンクをご覧いただくとして、ガーデンデザイナーの上野砂由紀さんが手がけた北海道富良野の舞台となった庭で育つ、寒さに強いバラだそう。

京成バラ園2015#5 ドイツの育種会社コルデス社が育成した品種です。コルデス社といえば、‘アンジェラ’や‘カフェ’が有名でしょうか。

写真は‘ノヴァーリス’。先日の『国際バラとガーデニングショウ』でも気になった品種。

ドイツのバラは耐病性に優れているという評価がありますが、どうでしょう?


ところで、不覚にも『京成バラ園』を訪れたのは初めて。「凄い」とは聞いてましたが、凄すぎです!

京成バラ園2015#6
1500品種、1万株のバラ!!

京成バラ園2015#2
人出も凄くて、このように無人の引きのカットを撮るのは至難の業です。

京成バラ園2015#3 一番驚かされ、圧倒されるのは“花つき”のよさ。

この花つきを可能にしているのは肥料なのか、土づくりなのか、剪定誘引なのか、病虫害対策なのか?

まずは多花性品種が多いのでしょうね。

広い園内には原種系を集めたエリアもありましたが、こちらはほぼ花が終わっていました。

つるバラはアーチに仕立てたり、壁面に誘引するのが一般的で、左の写真のように1本の支柱に巻きつけて林立させるのは珍しいスタイルですね。
数々のバラはそれぞれの特徴が分かりやすいように仕立てられていますけれど、花色や樹形のコーディネートはされていません。あくまで品種を見る見本園です。

京成バラ園2015#8 そんななかで、この宿根リナリアとの組み合わせはステキでした。私も今年、宿根リナリアを育ててみたら支柱がなくてもスッと立ち上がるのがよく、バラのボリュームに“抜け感”を与えますね。

京成バラ園2015 こちらは壁面に誘引されたつるバラと、ジギタリスやアカンサス(手前のグリーン)などの穂状の花の組み合わせ。

京成バラ園2015#7京成バラ園2015#4
左)ピンク・メイディンランド 右)エリドゥ・バビロン
‘エリドゥ・バビロン’は、今年の『国際バラとガーデニングショウ』で最も気になった品種です。『京成バラ園』チーフアドバイザーの村上敏さんによると「花の中心に赤いブロッチを入れることは育種家の長年の夢」とのこと。オランダのインタープランツ社が2008年に作出した品種です。黄色系などの色違いもあります。

『国バラ』で気になった品種が、ここでは地植えで見られましたので、嬉しかったです。

京成バラ園2015#9 これは、手前が’ラベンダー・ドリーム’で奥が’アンジェラ’? ここまで咲くのか! と驚く大迫力シーンでした(笑
自分の持っている品種をここで見ると、ロザリアンはどんな気分になるのでしょう?

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暑さのなかで 『国際バラとガーデニングショウ2015』 

この時期に台風の連れてきた暑さに見舞われている関東地方ですが・・・
今年も『国際バラとガーデニングショウ』が開催されています。

国バラ2015
『国バラ』を代表するデザイナー吉谷桂子さんの今年のテーマは「アンデルセン物語」。
毎年、さまざまなテーマのリクエストに応えている吉谷さんだけど、その真骨頂は”配色”です。 開幕と同時に出版された著書庭の色で述べられているカラーコーディネートのコツを、生で見られる機会です。

上の写真の左下部分をアップにしたのが、この写真!
国バラ2015#6
今年のショウでもっとも気になった植物、ジギタリス‘イルミネーション ピンク’!! 
吉谷さんもお気に入りで「花房が全方向に向くのが特徴」とか。低めの草丈を同系色のカラーや線形のコルジリネとあわせ、白の宿根リナリアが軽やかに寄り添います。

国バラ2015#2 国バラ2015#4
左)存在感のあるバーバスカムの足元を、同じ黄色のサルピグロッシスが華やかに埋めます。これまでシックな花色がおもに出まわっていたサルピグロッシス(覚えにくい名前!)に黄色は新鮮。
右)ピンクの濃淡のダリアに、ピンクと白の宿根フロックスかな~? 右奥のピンクはアジサイたぶん’ダンスパーティー’。間を埋めるラベンダー色の宿根リナリアもきれいです。

そして、吉谷さんの執念(失礼!)というか、手仕事にこだわる意地を感じたのが・・・

国バラ2015#5 国バラ2015#3 人魚姫のウロコと、赤い靴の女の子のチュチュに添えられた多肉植物(たぶんエケベリア)です。

とくに人魚姫のウロコに気づいたときは、植えつけの手間が思われて動けなくなりました。

これらもブルーの花に囲まれていたり、赤系の花々の中心にあったりと、微妙な葉色が花たちとコーディネートされています。

葉っぱはグリーン、なんて思いこまずに、含まれている微妙な色合いを感じ取ることが、まず大切なのでしょう。

「きれい!」と感じるものには、ちゃんと企みが働いているのですよね。

今年の呼び物はほかに、京都在住のベニシアさんの庭や
国バラ2015#8
上野ファームの上野砂由紀さんが再現した『風のガーデン』
国バラ2015#7
そして、毎年楽しみにしている「あかざ」さんの和風庭
国バラ2015#11
国バラ2015#9 今年もいろんな隠し味がきいていて、遊び心溢れています。

でも、とにかく植物自体がとても魅力的。上の写真の木にくっつけたレゥイシアもすてきだし、この左の植物はいったいなんだろう?

この庭の前に長いことしゃがみこんでいた”へんなおばさん”は、私です(汗

さてさて、最後にご紹介するのは、ガーデニングコンテスト大賞の庭!
国バラ2015#12 このコンテストで初めてコンテンポラリーガーデンが受賞しました。
しかも、バラが1本もありません。
審査員を務める吉谷さんが「どう思った?」と尋ねられたことからも、大変な葛藤の中で選ばれたことがうかがえます。
国バラ2015#13
国バラ2015#14 私は好きですね。デザイナーの村田康行さんによる「風力発電で原発に頼らない生活。虫や生き物たちの力を借りてガーデニング」というメッセージには、庭の明日が感じられます。

紫のサルビア・ホルミナムとベロニカ?以外は、ヤツデなどの個性豊かな葉ものたち。このシンプルな植栽は、過剰になりがちなガーデンショウにあって唯一無二の存在です。

ほかにもまだご紹介したい品種などなど・・・また続報させていただきます。
前記事のオウドルフさんの庭の植物名を、わかる範囲で追記しました。ドタバタしてまして、すみません。

祝! 『園芸ガイド』大判化 

大変ご無沙汰いたしました。
その間に、『園芸ガイド』が大判になっています! 写真が映えますな~
パラパラ眺めていたら、こんな見開きに目が釘づけになりました。

園芸ガイド2015初夏号
いつも楽しみにしているイギリス在住のガーデン・ライター白井法子さんの連載です。
なんだなんだ! この色! この花々! この塊(フォリッジ)! と、仰天したら
オランダのガーデンデザイナー、ピート・オウドルフが手がけた、イギリス最大のプライベートガーデンとのこと。
なんてステキなものを見せていただいて、ありがとうございます。白井さんにお礼が言いたくなりましたよ。

ピート・オウドルフさんについては以前も書きましたが   → こちら
2012年6月にオランダで訪れたオウドルフさんの庭では、その植物のフォリッジの作り方に目を奪われたのでした。それぞれの植物を見事に育てられないと、この景観は成立しませんよね。*目安がついた植物名を追記しました 

ピート・オウドルフの庭2012#2
輝くような黄色の花はヒペリカムの仲間でしょうか。

ピート・オウドルフの庭2012#3
高くそびえるのはまだ白い花が咲く前のセリナム・ワリキアナムかと。左の丸いルリタマアザミ(エキノプス)と一緒に、オウドルフさんのお気に入り(マスト・ハブ)に挙げられています。

ピート・オウドルフの庭2012#4
後方の長い花穂はベロニカストラム(クガイソウ)。右下にピンクのスカビオサ(マツムシソウ)とゲラニウム(フウロソウ)が見えます。こうして和名で見ると、まさに山野草の世界ですね。

ピート・オウドルフの庭2012
手前はフロミス・ツーベロサという、エルサレムセージの仲間、後方右の水色がデルフィニウム。左のオレンジ系はアキレア(ノコギリソウ)だと思うけど、葉が違うような・・・ アキレアなら、すべてオウドルフさんのマストハブですが、間違ってたらごめんなさい。

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