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キャプテン・クック一行が見つけた花々 

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで催されている『バンクス花譜集』展に行ってきました。

バンクス バンクスとはジョゼフ・バンクス。

イギリスの王立協会会長を42年間も務めた人で、キャプテン・クックの探検航海(1768~1771年)に同行して、未知の植物を採集・記録するプロジェクトを率いました。

イギリスからタヒチ島、ニュージーランド、オーストラリア、ジャワへと巡った一行は、初めて目にする植物を精緻に描いて記録。

後に銅版画として出版する計画だったものが、実際に出版されたのは1980年代だったといいます。
そこにはタヒチやジャワのラン、デドロビウムや、バンクスの名前がついたオーストラリアのバンクシアなど、さぞや彼らを驚かせ、喜ばせたに違いない花々があります。

一方で、イポメアゲラニウムフクシアという、今では当たり前の見慣れた花も、彼らによって“発見された”から私たちが楽しめるのだな~と思います。

アートとして楽しめるのはもちろん、園芸愛好家には感じるところの多い展覧会です。

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今年も「世界らん展」へGO! 

去年は大雪、今年は大風の中で始まった『世界らん展日本大賞2015』に行ってきました。

世界らん展2015#5 今回の日本大賞を受賞したのは、座間洋らんセンターの加藤春幸さん作出によるデンドロビウム・スミリエ‘スピリット・オブ・ザマ’。

原種の写真を見ると1㎝ほどの小花が20個くらい集まって咲いているのに対し、この花つきはほんとに凄いですね!

もっとも、このような花形のデンドロビウムがあることさえ知らなかった私。毎年、驚きの連続です。

さて、今年の目玉は“蘭の妖精”と呼ばれるオルキスです。ヒト型♂をした花として有名だそうですが、あまりに小さいので展示ではおもしろみがわかりません。まずはネットで検索することをおすすめします(汗

私自身は植物そのものより“見せ方”に興味があるので、毎年ディスプレイ審査部門が楽しみなのですが、今年はちょっとビミョウでした。
高校生たちは相変わらず頑張っているのだけど、「やりつくした」感が否めません。

世界らん展2015#3
大型の櫓や水車のディスプレイは迫力満点ながら、上の画像みたいに小型のファレノプシス(コチョウラン)の魅力を際立てるような、ランの個性を生かしたディスプレイこそ見たいものであります。偉そうにすみませんが・・・

なもんで、ついつい興味は“変なもの”に向かいました。

世界らん展2015#4世界らん展2015#6
左がデンドロビウム(Dendrobium leucocyanum)の仲間で、品種名は‘ラブリー・ドリーム’。右がデンドロキラム・テネラム(Dendrochilum tenellum)‘ジャニュアリー’。
ええっ! これもラン?という感じですよね。ランはあまりに形がいろいろすぎる~

それと、今年初めて気づいたのは、外国のナーセリーがたくさん出店していること。タイやフィリピン、台湾などのアジア勢と、ブラジルやエクアドルという南米勢が競い合うようです。日本語が流暢でなくても、ランという共通言語で商談が白熱しているのを目撃しました(笑
もっとランに詳しければ、日本で入手しにくいレアものに胸躍ることでしょうね。

世界らん展2015#8

世界らん展2015#9
ランには詳しくない私が胸躍らせたのは、豊田市の『加藤洋らん苑』さんの店頭。愛知県西三河地方などで生産されている三州瓦を模した鉢に、シンビジウムを中心にした寄せ植え(下左)があまりに渋くて惚れ惚れ~ 
斑入りのワイヤプランツやアメリカイワナンテンというお相手選びも好みです(笑
*このシンビジウム自体が、春蘭などの東洋ランと掛け合わされた『和蘭』という新品種だそうです。『趣味の園芸2月号』で紹介されています。
世界らん展2015#2 世界らん展2015
以前はエピデンドラムに分類されていたというディネマ・ポリブルボン(上右)という超小型のランを、円錐形のテラコッタに植えたのもかわいらしい~

そうそう、ランはゴージャスとかエレガントなイメージですけど、私はこういうラブリ~系がお気に入り。ランの世界は奥行きだけでなく間口も意外に広いと感じた、今年のらん展でした。

世界らん展2015#7

 

いろんな価値観に、想像力の翼を鍛える日々 

今年になってから、フランスでの新聞社襲撃などの連続テロ事件や、ISIL(イスラム国)による日本人殺害事件が続いて、イスラム過激派(原理主義者)について考えさせられます。

そんなときに映画『ミッシングポイント(The Reluctant Fundamentalist)』を観ました。
原題を直訳すると、「不承不承の(いやいやながらの)原理主義者」です。

ミッシングポイント アメリカ同時多発テロが起きたとき、ニューヨークで働いていたパキスタン人の若者が主役です。複雑な想いを抱いて帰国した彼が大学教授となり、同僚のアメリカ人教授誘拐事件に関与するテロリストの一味と疑われるサスペンス。

ジャーナリストとして潜入しているCIA工作員のインタビューに答える形で映画は進みます。が、「話を聞くなら一部でなく、全部を聞いてくれ」と言う彼の注文どおりに進むうち、少し焦点がぼけるきらいもあります。

それでも、彼の話の中で「原理主義は確かに極端かもしれないけど、民主主義は絶対正しいと疑わないことも同じような“決めつけ”にすぎないのではないか?」という言葉が響きました。
言論の自由はとてもとても大切だけど、ではヘイトスピーチとの線引きはどうするのか?
傷つく人がいるナイーブな問題、価値観の違いを想像できるように、鈍い自分を鍛えたいと強く願います。

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