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現実のベランダで学ぶ冬の作業 

妄想の庭のスケッチはなんの条件も制約もなく、お気楽なものだけど、現実のベランダでは狭さとの闘いが・・・

ベランダ2005 左の画像は2005年春。6号ポットで購入したモミジ”青枝垂れ”をイタリア製の10号鉢に植え、ティアレラシクラメンヒメヒオウギなどを下草にして、悦に入っていた。

それから8年が経とうという今冬、初めて枝垂れモミジの剪定について少し勉強した。

枝垂れモミジや枝垂れモモなどは、枝垂れる樹形を生かすため、ある程度の樹高が必要らしい。

でも、ベランダでは大きくできないから、今まで上に伸びる枝はすべてカット! 樹高は止めて枝垂れるラインだけを求めたつもりだったのに、根本的な間違いが判明してショックだった(泣
そもそも枝垂れる樹木はあまり切らないで、「枝を透かす」程度の剪定を心がけるという。この「枝を透かす」とういう剪定法はよく園芸書に出てくるけど、具体的にわかってなかった。

当然ながら、枝の途中でバチンと切ってはいけない。モミジなら1節から3本の枝が出るから、それを2~1本残すように切る。また、枝垂れ樹形では太く丈夫そうな枝を切り、上下にある細くしなやかなラインの出る枝を残すといいらしい。
透かすとは文字通り、日差しを枝の内側まで届けることだ。

今や枝の広がりがベランダの奥行きいっぱいほどになっている’青枝垂れ’には、窮屈な思いをさせて申し訳ないけど、今年はいくらか理にかなった剪定ができたかもしれない。

ベランダ2006 上の古い画像を引っ張り出して、「この当時はまだベランダも余裕があったな~」と感慨深かった。

今ではこの隅にアイアンの棚があり、中段にクレマチス2種が押し込められている。ツル性のクレマチスは株元が日陰でも、伸びた茎葉に日差しが当たれば花が咲く。

右は冬咲きクレマチス’ジングルベル’2006年の画像。なんとも愛らしいでしょう。

ところが、このツルがベランダ上部に届き、非常脱出口から階上まで伸び出そうになった(汗

ツル性のクレマチスは、前年に伸びたツルに花を咲かせる旧枝咲き
と今年伸びるツルに咲く新枝咲きタイプがある。’ジングルベル’は旧枝咲きタイプ。

伸びたツルを切ってしまうと、翌年の花が咲かないので、麻ヒモを張り巡らしてツルを誘引してきた。そのツルが夏は休眠するため、枯れた葉がついたまま汚い。鉢の植え替えをするたび、ツルをほどいては折るのも哀しい・・・とても残念な1鉢になった。

折れたツルはあちこちセロテープで補強してきたけど、ついに一昨年は花を諦めて大きく切り戻し。今冬も開花しなかった株から、今は盛んにツルが伸びてる(笑

枝垂れ樹形の木や旧枝咲きの冬咲きクレマチスは、ベランダには向かない。そうわかる(諦めがつく)までに6~7年もかかった。まあ、育ててみて初めてわかることだから仕方ない。ちっぽけなベランダでのガーデニングでも学びはあるということ!

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夢想の庭スケッチvol.1 :インパクトのあるゲート 

東京でアパート暮らしの園芸愛好家は、自分の庭を夢想している。ただ憧れていてもはじまらないので、少しは具体的にプランしてみよう! というのが年初の思いつき。

寒中にはぴったりの脳内ガーデニングではないかしら。具体的な条件がなくて、夢想というより妄想に近いスケッチだから、ツッコミやアドバイスは大歓迎~♪

まずは庭に通じるゲートから!

夢想の庭ゲート#6 smoketreeさんのペレニアルガーデン2009@三重県)

山あいの傾斜地にあるsmoketreeさんの庭は、鹿や猪の侵入を防ぐためトレリスや塀で囲まれ、2カ所にゲートがある。画像は庭上方にあるゲートで、ご主人の手作り。絡んでいるのは確かロサ・フェリペスという原種バラで、秋には赤いローズヒップがたわわに実る。

左奥に見えるのはやはりお手製のガーデンハウス(宿泊可能)、右はシンボルツリーの自生クマノミズキだ。この下に広い庭がある。
下方のゲートを入れば庭全体の構造がほぼ見渡せるけど、上のゲートからは多くが謎に包まれ、怪しく微笑むピエロの人形を見上げて「ここは一体なんだろう?」と思うのでは・・・

「ここはなんだろう?」と思わせるのは、庭のゲートにとってマストの条件だと、私は思う(笑
庭主にとっては憩いの場所かもしれないが、訪れる者にとって庭はいつでもワンダーランドだ。少なくとも、人様の庭を訪ね続けてきた私にとって、その入り口にワクワク&ドキドキ感は欠かせない。

夢想の庭ゲート#2ビンジャーデン2012@オランダ) 

西洋ではよくイチイなどを刈り込んだアーチが、庭への入り口になっている。これは暗いアーチの向こうに明るい庭が広がる、目くらましのワザを用いたワクドキ感の演出といえそう。
ヘタな画像ではわかりにくいけど、このギボウシ(ホスタ)の品種を集めたアプローチはみずみずしく、とても魅力的に輝いて見えた。

夢想の庭ゲート ただ、日本の気候ではイチイなどは蒸れやすく、アーチに作るのは難しいかもしれない。

左の画像も冷涼な北海道の庭だけど、庭へのアーチ手前に銅葉のヨーロッパブナによって暗がりを作り、同じような明暗の効果を生み出している。

アーチに絡んでいるオレンジ色のスイカズラ(ハニーサックル)と、銅葉の対比が素晴らしい!

ヨーロッパブナなら関東でも育つし、植物の彩りを生かした組み合わせは応用がきくからいい。

ヨーロッパブナスイカズラギボウシは絶対外せないな~と思う。 
(Nさんの庭2008@北海道)

明暗の演出にくわえて、ゲートまわりでやってみたいのがコチラ! 

夢想の庭ゲート#3 ひとことで言ってしまえば、こけおどしの巨大植物(笑

オランダの植物園ではコンテナ栽培だったけど、江の島のサムエル・コッキング苑ではもっと巨大なリュウゼツランの地植えが見られる。

もちろん、スペースがなければ、ゲート上にあるような足つきコンテナに植えたアガベ?とか、アカンサスの大株などもいいな~

皇帝ダリアやヒマワリのような花ではなく、狛犬がわりの彫刻的なものをぜひ!
                     (ホルタス・ボタニカス・アムステルダム2012@オランダ

そういえば、西洋の庭でゲートの上に飾られているマツボックリのオーナメントは、やはり狛犬みたいな厄払い的意味があるのだろうか?

夢想の庭ゲート#5 ほらほら、コレ! 画像の左下にあるやつ。

でも、この庭は西洋にあらず。奥の三角屋根からしたたり落ちて手前の水盤に溜まる水のあしらいがエキゾチックで、アラビアかどこか中東風にも感じられるけど・・・

なんと、日本の蕎麦屋さんのゲートだから素晴らしい! ナスタチウムのバスケットが飾られた塀の内側が、お店へのアプローチ。途中から庭へまわり込めるので、水盤をまたいで庭に入ってはいけない(笑
(夢二庵2008@埼玉県)

これほどの意外性、作りこみ方は到底ムリだけど、遊び心に溢れる姿勢を見習いたい。庭のゲートにはインパクトがとても大事だ。

自由が丘『ブリキのジョーロ』のイマジネーション 

高校の同級生から新春ランチに誘われ、「ガーデンショップへ行きたい」というリクエストがあった。場所は高級住宅地・田園調布の1駅隣り、オサレな自由が丘。
だけど、かつて取材でお世話になった『サンクスネイチャー』や九品仏の『恵泉園芸センター』はもうない。近年、人気のショップ『ブリキのジョーロ』を訪ねてみた。

ブリキのジョーロ2013
マンションの1・2階とは思えないプロヴァンス風のショップ。店舗前のスペースも平台を置いた苗売り場ではなく、低い塀やアイアンの造作をとり入れたガーデンのようになっている。

門柱の脇には大鉢のオリーブを、もう蕾のふくらんだヒヤシンスは脚付きのクラシックなポットに高めに植えると、「ほら、こんなにステキ!」というウィンドーディスプレイだ。
(田園調布のお屋敷にはとても似合いそう!)

店内はたくさんのバラのドライが1本ずつ吊り下げられ、珍しいカクタス?の切り枝などが壁を飾り、植物への遊び心がいっぱい。ビンテージの雑貨やテラコッタも、そのままインテリアとしての味わいを感じさせる。

ブリキのジョーロ2013#2ブリキのジョーロ2013#3
白いワイヤバスケットにコケを敷きつめ、紫のビオラと白いネメシアを1株ずつ植えたシンプルな寄せ植え。その前に仁王立ちになった同級生のKちゃんが、「これと同じビオラが売ってない」と言う。

パンジー&ビオラ売り場には確かにまったく同じ彩りはない。「でも、紫系ならほかにも可愛いのがあるよ」と言っても聞き分けないので、「ブティックでもマネキンの着てるものから売り切れるでしょ!」と言いながら、園芸店でもやっぱり”提案”は大事だな~と思った。

ブリキのジョーロ2013#4
オサレな自由が丘でも、新春はフクジュソウマツを売る。丸いスタンダード仕立てのマツに、スイセン’ティタテート’やオキナグサを添えるだけで、洋風の家でも違和感なく”おめでたい”感じになる。日本自生のトクサが南欧風塗り壁とアイアンの柵と引き立てあう。

植物は育てる喜びにくわえ、どう見せるかという楽しみも大きい。和・洋風などという枠組みにとらわれず、どれだけ自由なイマジネーションで遊べるか。こうしたショップや雑誌などの提案が、翼を大きく広げてくれる。

さあ、今年も植物相手に楽しく遊びましょうね!

夢想の庭に何の花を咲かせよう 

あけましておめでとうございます。
いつもヘタなブログにおつき合いいただいて、ありがとうございます。
今年もボチボチ更新してまいりますので、ふらりとお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

フロリアード2012
(フロリアード2012@オランダ)

アキレアノコギリソウ)の派手な花色はそれだけだときっとウルサイのに、一方でアリウムのユニークな球状の花がモコモコしているから、絶妙なバランスが保たれている。名前のわからない緑の穂があちこちでツンツンしてるのもアクセントになっているのでは・・・どうでしょう?

いつも単純にきれい!すてき!とばかり書いてきたけど、今年はもう少し突っ込んで、どうしてすてきなのか考えようというのが、年初の心がけ(笑
あまり得意でない朱赤の花色が心に残ったのはなぜか? よく考えたいと思う。

そう思ったきっかけは、年末に園芸研究家の吉谷桂子さんにうかがったお話。「センス(感性)は磨けるものなのか?」興味のある方は、3月発行の園芸G誌をご覧ください~

フロリアード2012#2
(フロリアード2012@オランダ)

アキレアと紫のネペタの間から伸び出ているのはエレムルス、上の画像よりさらに大きなアリウム。花色も花形もさまざまなのに散らかった印象にならないのは、色のトーンが統一されているから? 印象的な花形の配置がGOODだからか・・・ 答えは出ないけど、考える(笑  みなさんはどう感じるかな?

これらの植栽を担当したのは、オランダのガーデンデザイナー、ジャクリーン・ファン・デル・クルートさん。自然風の持ち味に定評があり、なかでも球根の植栽で知られる。チューリップをはじめとする球根の主要生産国オランダならではの贅沢な使い方、大胆な構図にびっくりする。

フロリアード2012#3
(フロリアード2012@オランダ)

低地の国土を運河と堤防で守ってきたオランダ。その堤防をイメージした植栽も、圧倒的な緑の中に点々と散らばる黄色や赤茶の花が、荒川沿いに育った私に懐かしさをもたらす。

「子どもの頃に気持ちよいと感じた風景を再現したくて、私は園芸の仕事をしているのだろう」と語ったのは、園芸家の杉井明美さん

素晴らしい園芸家に話を聞き、本を読み、たくさんの庭に触れる中で、私自身が庭を作るとしたらどんな庭になるだろう。今年はそんな夢想もしたい! 咲かせるのはどんな花にしようか・・・

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