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吉谷桂子さんのルーフガーデンから 

今週は英国園芸研究家の吉谷桂子さん邸で、寄せ植えの撮影をしました。
吉谷さんのお宅は英国調のステキなインテリアが、雑誌などでたびたび紹介されていますけど、植物を楽しむための仕掛けも多彩です。

ウィンドウボックスを飾れる窓、サンルームのように明るい階段室、その壁にはハンギングバスケットを自在に吊れるフック、2階の床面と同じ高さにあるベランダの植え枡(土を入れる部分が軒に隠されている!)・・・という具合。

なかでも昨年、完成したルーフガーデンは、吉谷さんが「実験室」と呼ぶお気に入りのスペースです。

吉谷さんの屋上ガーデン
なぜ実験室なのかというと、屋上の周囲を高さ50cmほどに立ち上げた植え枡には、水やりをしていません。保水性の高い用土を使っているものの、雨水だけに頼った過酷な環境です。

それでも、ご覧のようにカレンデュラ’まどか’が色鮮やかに、イブキジャコウソウ(タイム)が咲きこぼれています。
「昨夏の猛暑でも生き抜いた植物は意外に多くて、私を喜ばせてくれました。ここで育つ植物は健気で、愛おしさもひときわです。温暖化の進むなかで植物を育てるのに、希望がもてます」と、吉谷さんは言います。

吉谷さんの屋上ガーデン#2吉谷さんの屋上ガーデン#3
なかでも、キンギョソウは優等生!(画像左) ちょっとオコチャマチックな花だとバカにしていけません。花茎をぐんぐん伸ばし、ほぼ一年中咲いているとか。バラも新芽を繰り出します。

ピンクのダイアンサス’アリス’シリーズも絶好調で(画像右)、イキシアなどの球根も成績優秀。わい性のコニファー、たぶんフィリフェラ オーレア’ナナ’の黄金葉も美し~

これまで水もエネルギーも限りないと思っていたところがあるけれど、今夏は節電だけでなく、水やりに追われないガーデニングというのも挑戦してみる価値があるのではないかしら。

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『フロントガーデン』の本ができました 

一昨年の5月から撮影を始めた書籍『家を飾る小さな庭つくり フロントガーデン』(農文協刊)が出版されました。

フロントガーデン表紙 家のまわりのちょっとしたスペースを生かすことで、花と緑で家を飾り&住む人も道行く人も季節の変化を楽しみましょう! という提案をしています。

東京の住宅地にある20軒ほどのお庭を撮影。門の両脇にある植え枡(小さな花壇)や玄関までのアプローチ、塀やフェンスに駐車場という、どこの家にもありそうなシーンを紹介しています。

広い庭がなくても日陰でも、アイディア豊かにちょっとしたコツを押さえれば、バラが咲きブルーベリーが実るフロントガーデンに!

そんなワザと工夫を実践しているガーデナーさんの本です。

フロントガーデン著者
右が Myu Garden works の宇田川佳子さん。左の2人が moG ガーデンデザインの丸山美夏さんと松田真さん。

3人が実際にどのように庭を作り、管理しているか。初心者にもわかりやすく、上級者にも参考になるようにまとめたつもりです。
とくに植物の選び方、化学農薬や肥料を使わない栽培とローメンテナンスの管理については、私自身とても勉強になりました。

フロントガーデン鈴木邸
この本については、企画・編集・撮影まで欲張ってしまったので時間がかかり、このブログでも何度か触れてきました。 →コチラアチラ
でき上がってみれば、反省点も多いのが正直なところ(汗)ですが、紹介させていただきます。

じつは2月末に発刊されていたのに、紹介するタイミングを逃していました。でも、昨日ひさしぶりに担当編者者に会いましたら、出版社はどこも売り上げが激減しているそうです。

まだ本を読むような日々ではないかもしれないし、本でなくて洋服でもよいけれど、そろそろできる範囲の経済活動をしていかないと! 格好つけてる場合ではないので、宣伝申し上げます。

オープンガーデンがつなぐもの 

土曜日はガーデナーの宇田川佳子さんにお誘いいただき、オープンガーデンに行きました。
オープンガーデンとは個人の庭を一般公開することで、1927年にイギリスではチャリティーを目的として組織化され、日本でも1990年代後半に全国各地でオープンガーデンの組織が誕生しています。

Mさんの庭 この日、お訪ねしたのは東京・吉祥寺にあるMさんのお宅。

メルヘンチックな「猫小屋」のある庭は、早咲きのクレマチスがトレリスを飾り、足元にはムスカリイフェイオン(ハナニラ)などの小さな球根植物が群れ咲いています。

鉢植えのクリスマスローズがたくさん咲き残り、門柱や家の壁面にモッコウバラの蕾がびっしりついて、季節の移り変わりもよく感じられる庭です。

組織には属していないけれど、毎年数日はオープンガーデンを行なっているので、口コミで多くの方が訪れます。

庭の入り口でMさんはお客さんにお茶を振舞われながら、和やかにお喋り。かたわらに小さなブリキ缶があって、「『オープンガーデンみやぎ』を通じての、被災地支援にご協力ください」とメッセージがありました。

Mさんの庭#2
花好きの方たちは見知らぬ同士でも、すぐに草花の話題で会話が交わされ、近ごろはオープンガーデンによって、遠く離れた地域の園芸愛好家の間にも結びつきが生まれています。花好きの縁も、被災地支援や復興へとつながっていくのだな~と感じました。

Mさんの庭#3 上と左の画像は、ご近所にあるMさんの息子さん宅にあるフロントガーデン。

塀の外側に設けられた庭を楽しむのは、住人よりむしろ道行く人たちです。Mさんも息子さんに気兼ねなく庭づくりを楽しめます。

ジューンベリー?の下にビオラ原種系チューリップが咲き誇り、自宅の淡いカラーコーディネートとはまったく異なる趣きです。

銅葉のニューサイランに穂状のブルビネラがとてもよく映えます。
これから私たちが歩く長い道を照らすトーチのようで印象的でした。

やっぱり原発(電力)について考えよう 

今朝は余震で目覚め、夕方におつかいから戻ったところで、また福島沖の大きな揺れ。
すぐにTVをつけると、福島第一原発は外部電源が一時切れたものの、大事ないようです。
その後、何度も余震が続く中で、ユラユラ~とPCに向かっています。

原発反対デモ昨日は、都知事選の投票の帰り道、環七から奇妙な音が聞こえるので足を向けました。

100mほど続く集団が、次から次へと現れます。

ある集団はトラックの荷台でロックを演奏し、次の集団はチンドン屋さんを中心に・・・
車の行きかう環七の上にシャボン玉も飛んでいます。

こういうの大好き!

シュプレヒコールはなかったけど、原発反対のデモだと、すぐにわかりました。
ネットによれば、参加者は5000~15000人。16~18時ごろまで、奇妙な音は続いていました。

デモには参加しなかったけれど、私も原発には反対です。
避難している福島の方たちはもちろん、風評被害に苦しむ農水産業・食品加工業・飲食業界・・・ そうした犠牲の上にしか築けない繁栄なら、意味がないと思います。

では、首都圏の経済は衰退してよいのか? この夏をクーラーなしで乗り切れるのか?
そういう切り口ではなくて、地震の多いこの国で少しでも安心して暮らすために、何が大切で必要かということから、電力のことも考えたいと思います。

屋台はなくても、お花見へGO! 

昨日は、震災後はじめて埼玉の実家へ、両親に会いに行きました。
いまだに普段着のまま毎晩寝ているという父の庭で、色とりどりのチューリップが満開。

「初夏はユリを咲かせたい」というリクエストに応え、義妹まるたさんの運転でガーデンセンターへ。’カサブランカ’の芽出し苗(180円!!)を10ポットも買い込んで、ご機嫌な父でした。

大宮公園2011_04#4
夕方には大宮にお住まいの時代小説家・松井今朝子さんを訪ね、大宮公園へ夜桜見物に出かけました。
松井さんは昨年、東京から引越しされて、震災後はあらゆる方面から「ご実家のある京都へ避難を」と勧められたにもかかわらず、「東北の玄関である大宮を離れない」と宣言。ブログに「こんなときこそお花見を!」と書かれていたのです。

埼玉有数のお花見スポットである公園に、屋台は多数あるものの、節電のためか人が来ないからか、昨晩は営業していません。見晴らしのよい公園で、ここの特徴であるアカマツとソメイヨシノの競演を満喫しました。

大宮公園2011_04#2
夕闇の迫るなかで見上げれば、淡い色の花天井が広がっています。
震災後に、お互いが見聞きしたことや感じたことを話すうち、ついしんみりしたり憤ったりするたび、花を見上げて「きれいだね~」って・・・

大宮公園2011_04#3
なぜかすっかり水を抜かれたボート池まで歩き、2人でおにぎりを食べました。
中空に震災の日と同じ細い三日月があって、この間もやもやと抱えていたものが、少しずつ解き放たれたり整理されていくようです。

この日行ったガーデンセンターもずいぶん賑わっていて、少しずつ日常が戻ってきていると感じました。ところが、帰宅途中の埼京線の車内で、最大震度の余震を知らせる警報があちこちの携帯から鳴り響き、また凍りつきます。
簡単にはいかない復興への道を思い知らされるようですけれど、それでも桜前線はゆっくりと北上していきます。

いつだってガーデンラヴァー 

北海道の月形町にあるガーデンショップ『コテージガーデン』は、東日本大震災の被災地を支援する「チャリティーパンジー計画」を始めました。1株100円のパンジーの半額を寄付に回すというものです。

シャチョーの梅木あゆみさんは、北海道のオープンガーデンを組織するブレインズの中核メンバーでもあり、これから全国で催されるオープンガーデンにもチャリティーに参加しませんか! と、呼びかけています。  詳しくは→コチラ

コテージガーデン2007
(画像は2007年7月の『コテージガーデン』の庭から)

毎年、子どものためのチャリティーを行なってきた『山中湖チャリティオープンガーデン』は、今年のチャリティーを震災被災地のためにするそうです。

ベルスーズ2010
(画像は2010年7月の山中湖『ベルスーズ 馨る庭』から)

震災のあとに何日も庭に出られなかったという方がいます。
「花見どころじゃない!」という声もあるでしょう。
だけど、私はいつだってガーデンラヴァー。庭を愛しています。
これから訪れる美しい季節に庭を楽しみ、その心の余裕をもって
大事な庭を失ってしまった方や、庭どころではなくなってしまった方を
息長く応援していけたらと願います。

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